「特捜」2発目

学生運動!革命さえ成功すれば辛い現場仕事は人にやらせて自分らは綺麗な服着て朝からビフテキ、女もよりどりみどりの党幹部生活が堪能できたはずなのに・・・・・今では体制に組み込まれ、人にぺこぺこして会社や仕事にしがみつくつまらない人生・・・・・それでも家族、子供などそれなりに失うものが出来たそのタイミングで 若気の至りでちょっと機動隊員に爆弾投げつけて爆殺した犯人が急に改心、自首するとのたまったものだから皆が迷惑。その男の死体が上がり、参考人として運動仲間の女が浮上。女といえば紅林・・・女の完全黙秘に特命課魂に火がついた。女が口を割らないと見ると女の子供を攻め立てる違法捜査、傍で見ていた吉野刑事が居た堪れなくなるほど攻め立てて泣かす!!10年前・・・自分はあなた方の反対側にいた、と語る紅林の説教は やはり勝者の側の意見、という気がする・・・・。刑事でありながら相手にある種共感する、と言うのは社会党から国政に入った紅林役の横光さんの経歴を踏んで眺めるとまた違った感慨もある(今は民主党だっけ?)。ラスト、殺しの犯人と一緒に爆殺事件の共犯として女も気持ちよく逮捕する紅林が若者が楽しむ街 原宿に。若い子は「特捜」など見ないのか、誰も横光さんをチラリとも見ない・・・・のだ。