「CSIベガス」

新進女優失踪事件。思わせぶりな容疑者に振り回されるキャサリンはサラやニックとも不協和音。キャサリンが1911を取り扱うシーンで、銃口下のリコイルスプリングプラグを指で押し、スライドを下げ薬室確認をするしぐさがプロっぽい。スティーブン・セガールがよくやるしぐさだ。安全確認や、逆に撃つ直前に弾がきちんと薬室に装填されているかどうかはオートマチック銃では重要。入っていないとおもって撃っても危ないし(最近千葉県警がやった・・・・空撃ち訓練とか言っていたが、どうせ玩んでいての暴発だろう)、発砲!って時に空の薬室を撃針が撃っても困る。銃によってはわざとスライドと薬室に隙間が作ってあり弾が目視できるものや、弾が装填されたときにエキストラクターや、別に取り付けてある装填確認棒が過剰に飛び出すように作ってあり、指で触ったり目視などで装填状態を確認できるものもある。ほとんどの1911スタイルの銃は装填確認のためにはスライドを押し下げ薬室を開放する必要がある・・・・セガールスタイルの確認法は、恐らく向こうの銃器使用者の間ではポピュラーなものなのだろうな。Gun誌のリポーターは「プロはあんな危ない仕草はしない」と書いていた。プロとは警察・・・軍関係のことだろうか?そうかもしれない・・・というか分からん。レンジでの禁止事項、というだけのことかも。標準的な1911はリコイルスプリングガイドロッドが無いからこの仕草が出来るが、ガイドがあった場合はどうか?「ヒート」ではリコイルスプリングガイドがあるスィッグ226でロバート・デニーロが薬室確認をするシーンがある。スライドをグワッと握り、少し後退させて覗き込んでいた。セガールの仕草より野暮ったい・・・・が、仕方が無い。ちなみにスィグは名銃とのうわさだ。緊急時に、装填してあるかどうか分からない場合はあえて1発捨てて再装填する場合もあるのだろう。映画「ニアー・ダーク」では警官隊に囲まれたランス・ヘンリクセンデザートイーグルを装填する際、薬室にすでに入っていた弾が床に落ちる音がきちんと再現されている・・・・て、これ前にも書いたか?