カート・アングル

団体との契約解除。さまざまな理由があるそうだが、基本的には故障・・・の為の様だ。カートは僕がWWE(当時はワールドレスリングフェデレーション)を見始めたあたりがデビュー。「あの、オリンピック・ゴールドメダリストが団体に!」見たいなCMがずっと流れて居て、鳴り物入りのデビューだった(TVショーのデビュー前約1年、サーキットは回っていたそうだ)。そしてデビュー、アメリカ国旗を模したコスチュームに首には金メダル。そして、観客を罵倒し始めた。そう、彼はヒールとしてデビューしたのだ。自分がいかに才能あふれ、成功したかを語って聞かせ、観客席の「低所得階層の負け犬」をバカにしたのだ。
911の時、WWEはショーを中断しなかった。直後のスマックダウンはちょっと感動的なショーと成った。そして、一時的にカートはフェイスターンした。アメリカの象徴として観客の声援を受けたのだ。敵として立ちふさがったのはガラガラ蛇、ストーン・コールド・スティーブ・オースティンだった。
911の傷も癒えた頃(?)、カートはヒールに戻ったがストーンコールドとの対立は終わらなかった。ストーンコールドはカートの大切な金メダルを奪い川に投げ捨て、後に大流行する「What?」を放った。ストーンコールドが時計の指示を仰ぎ出したのもこの頃だったと思う。時折り腕時計を耳に当て、何者からかの指示を聞いているのだ!この頃のカートは観客から、登場すれば「負け犬!」と罵られ、何か言う度に「What?」とやじられた。このころは面白かったなあ。
もうすっかり団体の放送を見なく成ってしまったので最近の状況は分からない。カートはそのファイトスタイルから、故障には悩まされていたのだと思う。上の文読むとバカ見たいだと思うだろうけど、いくつかの名勝負を残したのは事実と思う。体を直して、また団体に復帰して欲しいと思う。