「未公開映画を見るテレビ」

先週に引き続き”Not Quite Hollywood”後編。
文芸ものではないオーストラリア映画ルポルタージュを作ろう、という企画に
映画バカ、タランティーノが乗った!!
前編では、政府の厳しいレーティングが緩和され、オマケに映画を産業にしたいという思惑から
助成金が出るとあって映画産業が爆発!女が脱いで脱いで脱ぎまくるソフトポルノから
ホラーブーム、そしていよいよバイオレンスに時代幕開けまでを当時のオージー映画人と
タランティーノのしゃべくりで遡行。
後編はバイオレンス映画大攻勢!映画は知らんでも歌は誰でも知っている「スカイハイ」!
大スター、ジミー・ウォングの評判があまりにも悪くワラタ。当時を冷静に振り返る
ジョージ・レーゼンビー。当時の無茶なスタントから話はいよいよ「MADMAX」へ。
さすがにメルギブは出てこないが、当時を振り返るグース、マックス女房、そして
フィフィ。ジョージ・ミラーがさらっと違法行為自白。「SAW」の糸鋸は
「マッドマックス」へのオマージュ。そしてナイトライダーカーの火炎のなぞが明らかに!!
当時の映画人いわく、「カーアクションは思ったほど流行らなかった」・・・・その後
B級C級は力を失い本数も減っていく・・・・のだが、今はまた低予算娯楽映画の
新しい息吹を感じさせて映画は終わるのだ。
オーストラリアは映画のレーティングは政府規制、というホストの町山さんの解説と
「BMXアドベンチャー」にニコール・キッドマンが出演していた、というのが発見だった。
あと、デニス・ホッパー。オーストラリアでの撮影もめちゃくちゃだったらしい。
病気らしいが・・・・・・回復を祈る。