「E! ハリウッド・トゥルーストーリー」ジャン・マイケル・ヴィンセント

http://us.imdb.com/title/tt0803556/
スーパードラマTV。
「エアーウルフ」のスター、ジャン・マイケル・ヴィンセントを取り上げた。
映画スターだった彼が、中年期にTVシリーズ「エアーウルフ」でTVスターに。
よくある話しだが、映画ファンなら飲酒トラブルを耳にしたことはあるはず。
この番組は1997年のものだが、番組内でも飲酒問題が解決した、とは言っていない。
番組後半で明かされるトラブルの数々ははっきり言って尋常ではない。
一番キテたのは低予算アクション「クライムヒート」でのエピソード。
http://us.imdb.com/title/tt0117451/
撮影前に事故を起こしたジャン・マイケルは　それでも撮影に穴をあけじと
根性で現場にやってくる。主演チャドウィック・マックイーン（スティーブ・マックイーンの倅！）
をして「俺なら休んでる」と言わしめたボロボロ状態。顔の傷はメイクではなく
リアル！　いい加減な低予算なので　手首には病院のタグが付いたまま！
これは・・・見たい。
しかしこの映画の監督とこの後組んだ際、アルコール問題はさらに進み、「最低でも
前のときと同じくらいの芝居は出来ると思ったのだが・・・」と言われてしまうのだ。
ぶっちゃけ「エアーウルフ」の段階でもまともな芝居は出来ない状態だったようで。
当時を語る共演者の硬い表情が　現場の様子を推測させる、のだ。
昔の共演者として「エルム街」のロバート・イングランドが登場したのが興味深い。
ドキュメンタリーラスト、ハッピーエンドでは終わらない・・・・どこどこで泥酔し逮捕、
どこそこで逮捕、収監・・・と。今どうなってんだ　と思うが
役者の仕事は２００２年以降無い様で、役者としての復活を望みつつ
以前日本でやっていたCMが酒のコマーシャルだったのに皮肉も感じる。