「宇宙大作戦」

ワーナーシネマズで「スタートレック」拝見。
「LOST」「エイリアス」「MI3」のJJエイブラムズが監督。
「トレッキーではない」とする監督が演出するシリーズ再定義第１話の趣。
ストーリーはスタトレおなじみの時間軸弄くり系の込み入った話だが
てきぱきと見せる。エイブラムズがTVシリーズで良くやる込み入った人間関係や
鬱になるだけの回想、ハッチも他の者たちも封印、ヤングカーク＆スポックの
成長譚に地球の危機を絡めてエンタープライズ艦長襲名をてきぱきと見せる。
主演二人を含めキャスティングは良好、スポックは見た目も芝居も完璧だが
スチルを見たときはピンと来なかったカーク役の俳優も実に良かった。
ファンになじみのレギュラーキャラにそれぞれ適度な見せ場も用意、ミニスカート状の
女性クルーのお色気も健在だ。光線銃もツーハンドホールドなのに時代を感じた次第。
予告に出てくる大物ゲストの意外な活躍（数分だけの出演と思っていた）とは別に
あまり話題に上っていなかった大物俳優の出演があり驚いた。
珍妙な宇宙人はさほど出てこなかったが、冒頭の「さらば宇宙戦艦ヤマト」のミルみたいな
異星人が良かった。
さほど宣伝も力が入っていず、日本では興行的には当たらなかったのだろうが
パート２製作も決定とも聞く。ぜひ監督およびメインキャスト固定で数作製作して欲しいと思う。