光市の件

9年か。昨日は作業など進めつつニュース桟敷の住人だった。予定調和かそれほどテンションも高くなく、冷静な報道に感じられた(主文が先、と伝える際のみ、妙な勢いを感じた)。
死刑が是か非か、さまざまな意見もあるし、僕も年をとって考えが変わってきた。只・・・死を持って償わねばならない罪はあると思う(だから死刑が是、では無い)。
差し戻し審から入った弁護団の法定戦術ミスを指摘する識者の言は自分には説得力があった。あと、例の受け入れがたい珍なる加害者の弁、「もし」これが事実として、最初からこのような申し立てが出来なかったとすればそれはシステムの問題だろう。最低でも調書を取る際は弁護士の立会いを義務化しなければならないのでは、と愚考。
被害者家族の記者会見は、冷静な中にも考え抜かれた発言に迫力を感じた。弁護団・・・・誰か一人くらいまともな恰好のやつはいないのか、いくら世論など関係ないとは言っても、依頼人のために記者会見ぐらいはまともな恰好で臨もうと言う気にならないのか、と思った。髪の毛をとかし、ネクタイをしろ。

天国からのラブレター (新潮文庫)

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