真夜中のアウトロー ザ・クラッカー

1985年の年末映画放送を録画したVTRを久しぶりに回転。吹き替え。音声がちょっとよたる部分もあるが、まだ見られることに驚く。買ったものはともかく、自分で録画したDVDって、20年も持つのかね?
この映画についてはもう語り尽くされているので・・・・非常に大切な映画です。これがいまだに国内ではDVDが出ていない・・・・。金払って見に行った映画館で「映画が盗まれる」とかCM流すんだったら、未DVD化作品をきちっと出して、絶版にならないようにしろよ、とも思う。
協調性に掛ける犯罪者をジェームズ・カーンが好演。相棒役でジェームズ・ベルーシが脇を固める。悪漢のロバート・プロスキィ、いい人っぽく登場して、主人公を脅しつけるときのねちっこさ、断末魔の芝居もすごく上手い。登場する刑事が全員悪党で鼻持ちなら無い・・・というのも面白い。有名なラストシークェンスでは6インチ銃身のガバ(通常は5インチ)を使うカーンだが、序盤のバーテン(演ずるはウィリアム・L・ピーターセン)を脅しつけるのはシルバーの1911で、ボウマーのようなサイトが載ったカスタムだ。持ち歩き用のステンレス、ということだろうか?全部抜かないのでスライドサイズまでは分からない。コマンダーかも知れず。当時はオフィサーズはまだ無かったはず・・・・。ラスト、暗くてよく分からないながらもハイスタM10ショットガンの姿も目に焼き付けた。この映画、HDD内に常駐させておくべき映画だよね。DVD、出て欲しいのだが・・・できれば吹き替え付き、マン監督の音声解説。あの頃の映画はメイキング映像など無いか・・・・でも、カーンが恐らくやらされたであろう射撃練習は見てみたいし、中古車屋での銃撃シーンのメイキングは、あったらみてみたい・・・・。
それにしても、携帯電話やパソコンが無い時代の映画は良いね。
追記・・・国際出版「別冊Gun コルトの全て」によるとオフィサーズACPの発売は1984年となっている。