「スコーピオン」

レンタル。原題は全然違うんだよな。監督も、なんか面倒くさい名前でこの映画くらいしかないんだよ。主演はケビン・コスナー。「ダンス・ウィズ・ウルフズ」(未見)は当たったがその後はヒーローをいくら演じても当たらないのではっちゃけたか?この映画では自らをプレスリーの血縁と信ずる狂暴な犯罪者を演じる。共演のカート・ラッセルも殺人こそ犯さないが犯罪者役で、SEXシーンを演じたりと、楽しんでいる様にも思える。ヒロインのコートニー・コックスは、「スクリーム」で共演したディビット・アークェットの女房で、ディビットはこの映画にもちょい役出演している。最近ぱっとしないクリスチャン・スレイターはこの映画でもちょい役。私生活の乱れがキャリアの足を引っ張っているようで、惜しい。
冒頭のプレスリーそっくり強盗大会を見て「傑作」を確信したがその後の金をめぐるゴタゴタはだらけた感じで・・・ラスト、アイスT登場のあたりからまた息を吹き返すのだが・・・・。車や銃器が出てくると、へんなエフェクトがかかるフェチっぽい描写、銃撃シーンでは薬莢ばら撒き大会で大満足、コスナーのイメチェンも大歓迎だ。プレスリーへのこだわりも大層あるのだろう・・・・正直良く分からんが。当時映画紹介番組で見たが、エレベーターのシーンでカート・ラッセルが女の子にせがまれてプレスリーのLP盤にサインするのだが、そのアルバムは子役時代のカートがプレスリーと共演した映画のアルバムだったそうだ。
まったくもう・・・面白くてこの忙しい時期に、見入ってしまったよ。